qBittorrentは無料シンプルで使いやすく、広告なしで使用できるアプリ。
この記事では、qBittorrentの基本的な使い方をわかりやすく解説します。
- インストール方法
- トレントのダウンロード方法
- 便利な設定の方法
一通りご紹介します。
さらに、より快適に使える設定やカスタマイズ方法もお伝えします。
また、ビットトレントは便利な一方で、悪意のあるファイルや危険なリンクに遭遇するリスクもあります。
- 安全に利用するための注意点
- VPNを使ったセキュリティ対策
なども詳しく解説します。
これらのポイントを押さえれば、安全にqBittorrentを活用することができます。
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qBittorrentとは？
qBittorrentは、無料で使える軽量なBitTorrentクライアントです。
シンプルな操作性と豊富な機能を兼ね備えており、初心者でも簡単にTorrentファイルをダウンロードできます。
「Torrentって何？」「qBittorrentって安全なの？」と疑問を持っている方も多いでしょう。
そこで、まずはBitTorrentの仕組みから解説します！
BitTorrentの仕組みを解説
BitTorrentは、ファイルを分割して送受信する仕組みを持つP2P（ピア・ツー・ピア）技術です。
通常のダウンロードは1つのサーバーからファイルを取得します。
それに対してBitTorrentはファイルの断片を複数の人からダウンロードし、お互い共有する感じになります。
- ファイルを小さく分割（ピース）
- 複数のユーザー同士でピースを交換
- 最終的にすべてのピースを集めてファイルを復元
初心者は抑えておきたい用語
- シード：すべてのファイルを持っているユーザー（アップロード専用）
- ピア：一部または全部のファイルを持っているユーザー（ダウンロード＆アップロード）
- リーチャー：ダウンロード中のユーザー
- Magnetリンク：ファイルの情報をURLの形で共有する仕組み（Torrentファイルを使わずに直接ダウンロードを開始できる）
- シードが多いほどダウンロードが速くなる
- ダウンロード完了後はできるだけシードを維持（共有）すると健全なネットワークになる
qBittorrentのダウンロード
qBittorrentを安全にダウンロードするには、公式サイトから入手するのが最も確実です。
お使いのOS（Windows / Mac / Linux）に対応した最新バージョンを選択します。
下記部分をクリックするとダウンロードが開始されます。
- 非公式サイトからのダウンロードは避ける！
- 最新バージョンを使用する！
qBittorrentをインストール！
「qbittorrent_xxx_setup.exe」をダブルクリックします。
qbittorrentは日本語に対応しているので、デフォルトで「日本語」が選択されています。
そのまま「ＯＫ」を押しましょう。
「次へ」をクリック
- 「チェックボックス」にチェックを入れ
- 「次へ」をクリック
基本デフォルトの設定でもいいですが、起動時に実行したい人は設定してもいいでしょう。
ファイアウォールとパスの文字制限はチェックを外すと機能に制限がかかるので、必ずチェックしておきましょう。
インストール先はいじる必要なし。
そのまま「インストール」をクリックしましょう。
「完了」をクリックし、インストール終了。
初回起動時は違法なファイルを共有すると危険ですよと警告してきます。
「OK」をクリックしましょう。
qBittorrentの使い方！
qBittorrentを使ってファイルをダウンロードする方法は、大きく分けて2つあります。
- 「.torrentファイル」を使用する方法
- 「magnetリンク」を使用する方法
どちらの方法も簡単に実行できますが、それぞれ特徴が異なります。
まずは、この2つの方法について詳しく解説します。
2つのDL方法を解説！
torrentファイルとは？
「.torrent」という拡張子のファイルをダウンロードし、それをqBittorrentに読み込ませてダウンロードを開始する方法。
gamemaruイメージとしては、ウェブサイトのショートカットファイルをクリックしてブラウザが開くような感じです。トレントファイルを開くと、qbittorrentが立ち上がり、ダウンロードリストに追加される、といったイメージです。
torrentファイルでダウンロードするメリットは、torrentファイルさえ残しておけば後から再度ダウンロードできる点です。
Magnetリンクとは？
Magnetリンクは、クリックするだけでダウンロードが開始される便利な方法です。
ブラウザ上でダウンロードするのと同じ感覚です。ですので、トレントファイルを開いてダウンロードするよりも、簡単で手間が少なくなります。
Magnetリンクでダウンロードすると、torrentファイルが溜まらないのがメリット。トレンドファイルを毎回消している人であれば、Magnetリンクでダウンロードした方がいいですね。
- torrentファイル → より確実にファイルを取得したい場合
- Magnetリンク → 手軽に素早くダウンロードを開始したい場合
どちらも基本的な使い方は同じなので、具体的な手順を見ていきましょう！
torrentのDL手順
先程ダウンロードしたトレントファイルを開きましょう。
特に何もすることがないのでそのまま「OK」をクリック。
qBittorrentおすすめ設定！
qBittorrentは、インストール後に少し設定を調整するだけで、快適かつ安全に使えるようになります。
ここでは、初期設定から快適動作、安全強化、高速化まで、オススメの設定方法を解説します。
日本語化の方法
言語は最初から日本語になっているので、設定しなくてもOK。
もし言語を変える必要がある場合は、下記の手順で変更できます。
- 上部メニューの「Tools（ツール）」→「Preferences（設定）」
- 「Language（言語）」のドロップダウンメニューから「日本語」を選択。
- 「OK」をクリック
動作設定
転送リスト
デフォルトの設定だと、トレントを削除するたびに確認してきます。
「Torrentを削除するときは確認する」のチェックを外すことで、毎回確認のポップアップを省略することが出来ます。
作業効率を重視する場合はオフに、誤操作が心配な場合はオンのままにします。
電源管理
ダウンロードやアップロード中にPCがスリープしないように設定をオンにします。
これにより、長時間のダウンロードが中断されません。
シード中の場合スリープしても、特に自分に影響ないのでそのままでもOK。
2. ダウンロード設定
未完了ファイルの拡張子設定
未完了のダウンロードファイルに「.qB」の拡張子を付けることで、未完了のファイルを簡単に識別できます。
設定をしておかないと、どれが未完了のファイルか分からなくなります。
保存先の設定で仕分けしているのであれば必須ではありません。
ディスク領域事前割り当て
ダウンロードしたときに、ディスクの領域を事前に確保することができます。
これは好みの問題ですが、この設定をしておくとディスクが容量いっぱいになり、ダウンロードができていないということを防ぐことができます。
保存先フォルダの変更
デフォルトの状態だと、ダウンロード未完了のファイルや完了したファイルがごちゃ混ぜになっているので管理が難しくなります。
保存先を
- torrent未完了
- torrent完了
で分けることで、ファイル管理が簡単になります。
必ず保存先を設定し、ファイルの管理をしやすい状態にしておきましょう。
torrentファイル自動削除
torrentファイルを使用してダウンロードする場合、ファイルがどんどん溜まっていきます。
qBittorrentのリスト追加時に自動でtorrentファイルを削除したい場合は、この項目にチェックを入れましょう。
BitTorrent設定
Torrentキュー（最大ダウンロード数）
デフォルトでは最大アクティブダウンロード数が3に設定されていますが、もっと多くダウンロードしたい場合は増やしても構いません。
ただし、あまりにも多く設定しすぎるのはおすすめできません。
ダウンロード数を増やしても、最大通信速度には影響ありません。ただし、ダウンロード数が多いほど、ダウンロードが分散されるため、早く完了させたいファイルがある場合は、最大ダウンロード数を少なくした方が良いでしょう。
暗号化モード
暗号化モードに設定すると、ISPからの監視を避け、トラフィックが暗号化されます。
暗号化を許可する設定にし、VPNと併用することでセキュリティを強化できます。
匿名モード
「匿名モード」を有効にすると、ピアからのトラッキングを防ぐことができます。
ただし、完全な匿名性を提供するわけではありません。
正直、どこまで匿名化されるのかは謎なので、気休め程度に考えたほうがいいです。完全に匿名化したいのであればVPNを検討した方が良いでしょう。
高度設定
ネットワークインターフェース設定
ネットワークインターフェースの設定では、バインドの設定をすることができます。
VPNが切断されたときに、自動的にトレントの接続も切断する設定です。
自分が使用しているVPNを選択し、qbittorrentを再起動すれば設定完了です。
VPNを使って完全に匿名化したいのであれば、必ずこの設定をしておきましょう。VPN側で不本意な切断や設定をミスっても、この設定があればカバーできます。
torrentはP2PファインダーというシステムでIPアドレスが常に監視されています。VPNが一瞬でも切断され、無防備な状態になると、「IPアドレス」が保存される危険性があります。そのため、VPNを使用している場合は、必ず設定をしておきましょう。
qBittorrentの注意点！安全に使う方法
qBittorrentは便利なツールですが、利用にはいくつかのリスクが伴います。
Torrentを使う際の注意点やリスクを回避する方法について詳しく解説します。
絶対に知るべきTorrent利用の危険性
Torrentを利用する際に気をつけるべき3つの大きなリスクを解説します。
① 違法ダウンロードのリスク
一部のTorrentファイルには著作権のあるコンテンツが含まれていることがあります。
これをダウンロードすると、法律違反となり罰則の対象になる可能性があります。
特にトレントはダウンロードだけでなく、アップロードも同時に行います。
アップロードが特に危険で、事実を突きつけられた時点で一発アウト。
詳細については「qbittorrentの危険性」の記事でまとめているので参考にしてください。
② ウイルス・マルウェアの感染リスク
悪意のあるユーザーがウイルスを仕込んだTorrentファイルを配布しているケースがあります。
これを開くと、PCがウイルス感染し、データの損失や個人情報の漏洩が発生する可能性があります。
③ プライバシー漏洩のリスク
TorrentはP2P（ピア・ツー・ピア）技術を利用しているため、IPアドレスが他のユーザーに公開されます。
これにより、個人情報が特定されるリスクがあり、ハッキングや監視の対象になる可能性も。
昔と比べて開示請求が通りやすくなっているため、違法なファイルをダウンロードすると訴えられるリスクが格段に高くなっています。十分に注意しましょう！
IPアドレスを匿名化し安全に利用する方法
これらのリスクを回避するためには、VPNは必ず使用しましょう。
- IPアドレスを匿名化 → プライバシー保護
- 通信の暗号化 → ハッカーやプロバイダーからの監視を防ぐ
VPNを導入することで、Torrent利用時のリスクを最小限に抑えられます。
特に、Torrent向けに最適化されたVPNを選ぶことが重要です。
トレント向けのVPNなら、NordVPNが最適です。
NordVPNは匿名性とセキュリティが高く、通信のログを一切残しません。
特に国産のVPNサービスは辞めておきましょう。選ぶなら海外のVPNサービスがおすすめ。
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DLが遅い時の対処法！
Torrentのダウンロード速度が遅くなる原因と、その解決策を紹介します。
- シード（配布者）が少ない → より多くのシードがあるファイルを選ぶ
- ISP（インターネットプロバイダー）の帯域制限 → VPNを使って回避
- ファイアウォール設定 → qBittorrentの通信を許可する
プロパイダーのアップロード制限を回避する方法
ISPによる速度制限を回避するには、VPNを利用して通信内容を暗号化すれば、プロバイダー側でTorrent通信を制限できなくなります。
完全DLできるファイルを選ぶ方法
Torrentをダウンロードする際、ファイルが完全に取得できるかどうかを確認する必要があります。
確認するには「可用性」を見ましょう。可用性が”1以上”あると100％までダンロードできる可能性が高くなります。
可用性が1以下だと、ファイルの一部が欠けていてダウンロードを完了できない可能性があります。
まとめ
- qBittorrentは無料で使える軽量なBitTorrentクライアント
- BitTorrentはP2P技術を利用し、ファイルを分割して共有する仕組み
- 安全に利用するためには公式サイトからダウンロード＆最新バージョンを使用
- torrentファイルとMagnetリンクの2種類の方法でダウンロード可能
- おすすめの設定を行うことで、安全かつ快適に利用可能
- VPNを利用することでプライバシー保護＆ISPの速度制限を回避できる
qBittorrentはシンプルで高機能なBitTorrentクライアントとして、多くのユーザーに利用されています。
ただし、違法なファイルのダウンロードやセキュリティ対策を怠るとリスクが伴うため、VPNを活用して安全に利用しましょう！
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安全に利用するために、NordVPNなどのVPNも活用しましょう。
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